おはようございます。横浜は寒いけれども、とても気持ちの良い朝です。
来週の今日は、もう2015年。今年もあと少し。管理人のお仕事も、年内は残すところ3日。土曜日が仕事納めでございます。お店は、28日日曜が、年内最後の営業。
さて、今日はキリストの誕生日のクリスマス。
もうすでに、皆様ご存知だと思いますが、キリストの誕生日は今日ではないかも・・です。
なぜ、キリストの誕生日を今日にしたか?
キリスト教が広まった4世紀半ばのローマでは、太陽神を崇拝されていました。ほぼ冬至の12月25日を太陽神を祭る祭日としていた。そこへ、太陽神を崇拝する人と対立や摩擦を生むことなく、キリスト教が浸透するようにと考え、この日を降誕祭に選んだ、とか。
実際にはキリストが何日に生まれたかということは定かでないですし、初期キリスト教の時代には、教会も教徒もキリストの誕生日にはそれほど関心がなく、祝う必要も感じていなかったらしいです。
ですから、キリストのちゃんとした誕生日は分からない。
キリストの存在に価値があり、正確な誕生日は、ど~でも良い。それに、カトリック教会では、誕生日よりも、亡くなった日の方が、神の門が開かれ、天国に行かれる、おめでたい日なのですから・・・。
古代カトリック教会が、キリスト教を広める為に、その土地のお祝いを利用して決めた、キリストの誕生日。クリスマス。
この、不確か誕生日を、異教徒の日本人が、おめでと~!と、大騒ぎするって、異常かも・・・。
しかも、そのクリスマスを一人で過ごす人を、最近では「クリボッチ」(クリスマスに一人ぼっち)とマスコミが揶揄する始末。何か、変。
何かにかこつけて、宴会しようぜ~!的なノリでワイワイ騒ぎ、プレゼントの交換しましょう!は、経済的にはお金が回り、悪くはない。
しかし、その日に一緒に過ごす人がいない人を揶揄するのは、やり過ぎ。・・・だなぁ~。クリスマスに関係ないのに・・。
人間は、所詮ひとり。産まれる時も死ぬ時もひとり、だし・・・。2人でいても、心が寒い時もあれば、1人でいて、心が満たされている時もある・・・。ひとりは、悪い事でも、恥ずかしい事でも、寂しい事でもな~い!・・・・いかん・・。
ひより版着物用語の基礎知識が終わった事に、まだ慣れておりません。完全にボヤキのオババとなってしまいました・・・まずい・・。このブログは、日本に伝わる、お着物の良さをお伝えする事が、大きな目的!完全に脱線でございます。
元に戻します。
キリストの誕生日(仮)にちなんで、日本の男児の祝い着について・・・。
以前、ご紹介しましたが、昔の日本では、子が育たず、早くに亡くなる事が多かったので、ある程度安全な時になると、地元の氏神様に、無事に育った事を感謝する為に、皆で、神社に行きました。
その時に、子に着せたのが、祝い着。
ですから、この祝い着には、親の願いが沢山込められた柄が多い。特に多いのは「鷹(たか)」。
鷹は、とても賢くて力強く、真っ直ぐに高く飛ぶ事から、鷹の様に育ってほしいと願いを込めた・・・。確か、管理人の息子の祝い着も「鷹」だったなぁ~・・・・確かに、身長は高いなぁ・・。後は、微妙。
また、この鷹の羽根は強くて形がいいので、矢の羽根に使われ、その羽根の形を象徴化した「鷹の羽文様」が生まれました。日本のお着物の柄は、自然や動植物から取り入れた物が、多い。
このように、着るモノの柄に、願いを込める文化って、世界的に少ないんじゃないでしょうか。日本人の感性ってとても、深くて素晴しい!。外国からの入ってきたモノに、惑わされず、本来、日本人が持っている、感性を思いおこし、大切にしたいですね。ディスカバリージャパンで、ございます。

鷹の刺繍が素晴らしい、男児祝い着 丸に木瓜紋入り ¥10,000