今日も、横浜は気持ちの良い秋晴れ。
元町は、今日と明日、フードフェアが夕方から開催されます。
元町仲通りを中心に、飲食店出店屋台が沢山でて、ライブ演奏もありの、秋の夜長にピッタリのイベントです。お時間ありましたら、ぜひいらしてください。
さて、ひより版着物用語の基礎知識。今日は「か」。
管理人、今日はちょっと私事で、ちょっぴり忙しく、時間があまりないので、サクサクと進めます。
「か」で始まる、着物用語。・・・鹿の子絞り、飾り紐、飾り結び、間道、関西仕立て、関東仕立て、鏡仕立て、重ね衿、貝の口、角袖、角帯、裃、肩上げ、肩当、かけ衿、型染め、唐織、加賀友禅・・・・・た~くさんあります。
この中から今日は「加賀友禅」を取り上げます。
加賀友禅・・・・京友禅の創始者・宮崎友禅斎が、晩年、京都から加賀(今の石川県)へ移り住み伝える。
絵柄は、京友禅の華やかな古典柄に比べ、写実性に富み、草・花・鳥などの自然描写が中心で、葉の「虫喰い」も表現する。
色彩は、紅系統を生かした多彩調で、加賀五彩といわれる藍、臙脂(えんじ)、黄土、草、古代紫を基調。京友禅は淡青単彩調が多いといわれています。
図案から染色まで分業の京友禅に対し、図案から染色を作家本人が行う。その責任の証として、落款がある。以上。
加賀友禅、いいですよ。管理人も、嫁入り道具のお着物に、加賀友禅入ってました。
この加賀友禅の値段を聞いて、「何ですと!」と、聞き直してしまいました。家にある着物を、適当に着て楽しむだけで、自分で買ったことが無かった為、値段の相場を知らなかった者にとって、もはや、「着るモノの値段ではない!」衝撃でした。
お嫁に行った先で、恥をかかないようにとの親心だったのでしょうが・・・・。親心って、時として重い・・・。
今では、お嫁入り支度に、着物を何枚も揃える事はありませんが、当時はまだその風習があり、親は大変だったんだなぁ~と、しみじみ思います。今、同じことを娘に出来るか?ムリ・ムリ・ムリ・ムリ・無理・・・。
加賀友禅のお話しですよね・・・。これは、それぞれの好みなので、実際にご覧になって、ご自分で感じていただく事が一番です。・・・なんて、お仕事放棄モードですね。
ここで、管理人があれやこれや言うより、見て感じる事が一番!
京友禅、加賀友禅、東京友禅と友禅にも色々あります。それぞれ特徴があり、お好みを見つけていただくと良いと思います。
着物はあくまでも、身に着けるファッション。値段じゃございません。産地も関係ございません。自分が身に着けて、しっくり来るものが、自分に合っている物。自分が気持ちよく着られる物。それを見つければ良いのです。
加賀友禅 鳥や、松の枝が写実的に描かれています。
加賀五彩の色使いが良くわかる お品。
葉の虫喰いを表現。
こちらは、京友禅。