和の店ひよりは、アンティーク着物を中心として、着物をリメイクした洋服や小物を扱っております。

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27日

THE NAGOYA 赤門 袋名古屋

週の真ん中、木曜日。管理人は、今日から週のお仕事の始まり。

今日から30日まで、ひよりは「えびす講」のセール!お天気も良いので、みなさん、ぜひ元町にお出かけ下さ~い!!

さて、「今日の出来事」によると、今日は東大赤門が出来た日だとか・・。

東大ねぇ~。個人的に感慨深い・・・いやはや。この赤門は、前田家に嫁いだ、徳川将軍のお姫さんの為に作られた門(本郷の東大キャンパスは前田家の屋敷跡)・・・この程度の知識。折角なので、ちょっと調べてみました。

赤門は正式には「御守殿門」と言います。御守殿とは、三位以上の大名家に嫁いだ、徳川の姫さん。または、その住居の事。丹(赤)塗の門。だから、この赤い御守殿門のあるお屋敷は、徳川の姫さんが嫁いでるよ!って印。さらに、この門は、火災などで焼失しても、再建してはいけないんだとか・・。だから、東大の赤門は、唯一現存する御守殿門。・・らしいです。貴重なんですね。

前田の殿さんに嫁いだ、このお姫さんは、11代将軍家斉の21女・・・・21女・・。当時は、正室以外に、側室もいたので、珍しくはないのでしょうが・・・。凄すぎる!家斉さんには、53人とも55人とも言われる子があり、そのうち成人したのは、ほぼ半数。半数でも多いなぁ~。それぞれに、母がいて、それぞれに、贅沢な暮らしをさせていたんでしょから、幕府の財政は大変だったでしょうね・・。

子を2人育てあげただけで、危機的財政難に陥って、未だ出口の見えない我が家。2ダース以上の子を、贅沢に育てるって、想像不可ですね。小国の国家予算以上でしょうか・・・。

さて、本日のひより版着物用語の基礎知識。お題は「ふ」。

「ふ」で始まる着物用語・・・・・袋帯、袋名古屋、振袖、文庫結び、房、伏糊、振り・・・等・・少ない。

この中から今日は「袋名古屋」を取り上げます。

袋名古屋・・・・お太鼓からたれの部分と、手先の一部をかがった、芯なしの帯。厚地の織の帯が主。別名・八寸名古屋もしくは、かがり名古屋と言う。カジュアルな帯だが、綴れ織はフォーマルとして使用可能。

名古屋帯には、この袋名古屋と九寸名古屋と呼ばれる、名古屋帯があります。

「袋名古屋」と「名古屋」の大きな違いは、帯芯の有無。袋名古屋は、帯の反物幅八寸で、そのまま帯幅で、お太鼓になる部分だけ、折り返して二重にして脇をかがって処理されてます。一方「名古屋」は、帯の反物幅が九寸で、ちょっと広め。帯芯を入れて表地と裏地を縫い合わせる処理があるので、縫い代の分、反物の幅が広い。

そもそも、昔の女性の帯は「丸帯」のみ。大正時代の末期に、服装の軽量化・簡素化・手軽で経済的な服装の時勢があり、この流れで考案されたのが、「名古屋帯」。単純に考えて、丸帯1本で、名古屋帯が2本できるので、金額も半分・・・かな?それに、丸帯に比べ、帯の厚みがないので、締めやすい。

最初、「名古屋」が考案され、昭和になって、もっと帯地を少なくして、軽くて経済的な、袋名古屋がうまれたらしい・・。織元さん的には、どうなんだろう・・・?

現在は、丸帯を殆ど使用しないので、丸帯は貴重な物になりつつあります。ひよりにも丸帯はありますが、数が少ない。柄の良いものは、直ぐに売れてしまいます。

今さらですが、「名古屋帯」の「名古屋」は、地名の名古屋。発祥の起源は諸説あるようですが、いずれも名古屋の女性が考案したようです。そして、名古屋と言えば「松坂屋」。松坂屋が、名古屋帯を全国に広めたようですよ。

今日の、ブログは「名古屋」つながり。徳川家も前田家も名古屋出身。名古屋帯も名古屋が発祥。・・・・・だから、何?いやいや、何だか、収まりのいい内容だなぁ~。週の始まりにしては、いいんじゃないのぉ~と、一人、しみじみしております。

ここで、袋名古屋と名古屋帯の違いを写真で解説。

まず、袋名古屋。

DSCN1712  右側がお太鼓部分。折り返してかがってある。手先以外は、織りあがったままの状態。

DSCN1713全体の写真 袋名古屋(綿帯)¥7,000 349cm

今度は、名古屋。

DSCN1715

一般的に見る形。胴の部分が半分に折られて、表地と裏地がある。椿の刺繍の名古屋。¥10,000

DSCN1720

縁の拡大。表と裏の縫い合わせがある。