和の店ひよりは、アンティーク着物を中心として、着物をリメイクした洋服や小物を扱っております。

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21日

朔旦冬至 「す」・・・汕頭刺繍。

今日の横浜は、曇り。寒い日です。管理人は、今年最後の、お店番をしております。

今日の23時過ぎから世界時では、冬至。日本では明日が冬至。1年で一番昼が短い日。って事は、明後日から段々昼間が長くなる。

今年の冬至は19年に1度の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」新月と冬至が重なる日。縁起が良い!

「朔」は1日(ついたち)で、新月の事。「旦」は朝や夜明けで、太陽が昇る時。だから、冬至を境に、月と太陽が復活する意味になり、何だかおめでたい!

また、冬至は次の日から太陽の力が復活すると捉えられ、世界中でお祭りが行われます。クリスマスも元々は、ゲルマン民族の冬至のお祭り(ユール)が起源だと言われています。

日本でも昔から「一陽来復(いちようらいふく)」と言って、冬至を境に、悪い事が続いた後でも運が向いて来るとされていました。良い日ですね、運が向いてくるかしらん。

冬至と言えばゆず湯。ゆず湯の「ゆず」は寿命が長く病気になりにくい木。これにあやかり、無病息災を願って入ったのだとか。

ですから、明日は、かぼちゃを食べ、ゆず湯に入る。ゆず湯に入る際は「一陽来復!」と、おまじないのように唱えてから入られると、宜しいのでは・・・。

なぜ、かぼちゃを食べるのか・・・・省略。

さて、ひより版着物用語の基礎知識。本日で、いよいよ最後でございます。よく頑張ったね!と、自分を褒めております。

最後のお題は「す」。

「す」で始まる着物用語・・・裾除け、裾幅、裾つぼまり、汕頭刺繍、裾模様、裾回し、末広・・・等々。

この中から「汕頭刺繍」を取り上げます。

汕頭刺繍(すわとうししゅう)・・・・中国三大刺繍の一つ。中国の「汕頭」が発祥。ヨーロッパからの宣教師が刺繍の技法を伝え、発展。オープン・ワーク(切り抜き刺繍)の一種で、生地を切り抜き、糸をかがって透かし模様を作るドローンワークの技法を使った技法。とても手間がかかる。

中国三大刺繍の残りの2つは、相良刺繍(さがらししゅう)と蘇州刺繍(そしゅうししゅう)。それぞれ特徴があり、素敵な刺繍です。

細かい作業が苦手な管理人は刺繍が苦手。子どものハンカチに名前の刺繍をするだけで、大変。しかも出来上がりは、イマイチどころかイマサン。利き手じゃない手で文字を書いたような出来上がり・・。

自分には不可能な領域だけに、刺繍は大好き。だから、娘の成人式は、汕頭刺繍の振袖に、蘇州刺繍の袋帯を用意しました。柄や色を吟味して、1年以上かけて、探しました・・・。もはや、熱の入れようが、娘の成人式のお支度ではなく、ほぼ趣味の域でしたね。

中国三大刺繍のご紹介。

 絹の絵画と表される 蘇州刺繍

絹の彫刻と表される 汕頭刺繍

絹の点描画と表される 相良刺繍

ひよりの店頭にも、素敵な汕頭刺繍の訪問着がございます。クリスマスやお正月にいかがですか?

DSCN1833汕頭刺繍訪問着 ¥50,000 身丈161 裄68(cm)丁子紋入り。

DSCN1837

こちら、丁子紋(ちがい丁子紋)。 大根かと思いました・・・。

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ちなみに、こちらが大根紋(ちがい大根紋) 結構、写実的・・リアル。

家紋は